バーボン樽で11年間熟成した原酒をフランスのコニャックの生産者、コニャック・フェラン社のフェラン樽で1年3ヶ月熟成、最後にコプケ ポートワイン樽で9ヶ月間熟成を行いました。
香りはブラックベリー、ラズベリー、チェリー、プラムといった濃厚で複雑な赤い果実の香りが心地よく混ざり合い、フレッシュでフルーティー、そしてフローラルなニュアンスを添えています。
その後には、クルミ、シナモン、クローブ、キャラメル、バニラがバランス良く溶け合い、温かみと深みを感じさせます。
味わいはブラックペッパー、ヘーゼルナッツ、チョコレート、タバコが織りなす複雑な味わいが特徴です。
ラズベリー、バナナ、アプリコット、すみれのような繊細さも印象に残ります。
力強さの中にもエレガンスが感じられます。
パッションフルーツ、ストロベリー、マンゴー、アーモンド、そしてクリーミーな感覚が残り、さらにレザー、シナモンの樹皮、かんきつ類の皮、お香の煙、そしてココナッツ感が非常に長く続きます。
【コプケとは】創業は1638年、長いポートワインの歴史のなかでも「最古のポートワインハウス」として知られています。
物語は1630年代にドイツ人実業家、ニコラウ・コプケがハンザ同盟の総領事としてリスボンに駐在したところから始まります。
もともとは故郷のハンブルグにポートワインを輸出し始めたのがきっかけとなり、やがて父クリスチャンと共にコプケブランドを立ち上げました。
1780年代になるとドウロ地域の畑を購入し、いち早く自社でワインを造りを始めました。
ポートワインが徐々に人気を博し、ビジネスの中核を担うようになる中で、コプケはワインの生産から船積までを自社一貫して行うモデルを構築し、革新的な存在となりました。
【プラントレイラム】フランスの著名なコニャックの生産者、メゾン フェラン社が手掛けており、ブランデー造りで培われた伝統と技術がラム酒造りにも活かされています。
もともと『プランテーション ラム』というブランド名で知られていましたが、ブランドの本質を尊重しつつ名称が変更され、『プラントレイ（PLANTE RAY）』となりました。
「PLANTE」はサトウキビ、「RAY」は太陽を意味し、ラム酒の原料であるサトウキビと、それを育む太陽を表現しています。
このブランドの最大の特徴の一つが「ダブル エイジング」という熟成方法。
まず、ラムの生産地（バルバドス、ジャマイカ、ガイアナなど）でバーボン樽などで数年間熟成、その後フランスに持ち帰り、メゾン フェラン社が所有するコニャック樽（フェランカスク）でさらに熟成させます。
この二重熟成により、各原産地の個性を引き出しつつ、コニャック樽由来の複雑でエレガントな風味が付与されます。
この独自の製法が、『ラムのグランクリュ』と称される高い評価を得ています。
商品名プラントレイ ラム シングルカスク トリニダード 2011 コプケポートカスク内容量700mlアルコール度数47.3%産地トリニダード※画像はイメージです。
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