ハイランド パーク 12年 「ヴァイキング・オナー」パッケージ 40度 700ml【箱入り】

¥5,412

スコットランドの一部でありながらヴァイキングの 伝統を引き継ぐオークニー島。
『ヴァイキング・オナー』はそのオークニー島の ユニークな文化を体現しています。
1798年の誕生以来、変わらず味を守り続けてきた ハイランドパークの魂ともいうべき1本。
ナチュラルカラー。
テイスティングコメント 【色味】 輝かしいアンバー 【香り】 ヘザーハニーの甘さとピーティーなスモーキーさ。
【味わい】 丸みを帯びたスモーキーな甘さ、モルト感が口に広がります。
【フィニッシュ】 ヘザーのヒントと少しスモーキーで甘い余韻が長く続きます。
ハイランド パーク 生産者:ハイランド・ディスティラーズ社  地域:オークニー モルトウイスキーの世界で『最も卓越した万能選手』と言われる蒸留所。
アイランド・スタイルであるのは確かだが、古典的なシングルモルトの要素が結合しています。
スコットランド本土の北、北緯59度。
大小70余りの島々からなるオークニー諸島に「ハイランド パーク」蒸溜所は位置しています。
オークニーとは古代ノルド語(バイキングの言葉)で“アザラシの島”の意。
かつてバイキングが支配していた歴史のあるこの地には、今でも地名などにその影響が色濃く残っています。
また、バイキングの支配後、デンマーク王の手を経て正式にスコットランド領となったのは1468年のことですが、現在の島民は、北方のノルマン人とケルト系住民の混血であることから、自らをスコティッシュ(スコットランド人)ではなく、オークニー人、“オーカディアン(Orcadian)”と呼んでいます。
オークニーには、およそ3,000にも及ぶ新石器時代の古代遺跡があると言われています。
なかでも「ハイランド パーク」蒸溜所のあるメインランド島には、ストーンサークルであるリング・オブ・ブロドガー、スタンネスの立石、円形古墳メイズハウ、そしてスカラブレイの住居跡といった4つの世界遺産があります。
特にスカラブレイは、近年の年代測定で遙か5200年前頃の遺跡であることが判明。
それはエジプトのギザにピラミッドが築かれた6〜7世紀以上も昔のことで、オークニーは“北のエジプト”とも言われています。
「ハイランド パーク」はフロアモルティングという手間のかかる手法で製麦を行っている数少ない蒸溜所のひとつです。
このモルティング手法は水分を含んだ大麦をコンクリートの床に広げ、およそ4時間おきに職人が木製のスコップを振るい均一の発芽を促すよう攪拌するもので、6日〜7日にわたり繰り返されます。
麦芽の製造を外部工場に委託する蒸溜所が増えるなか、「ハイランド パーク」では、この伝統的なフロアモルティングにこだわり続け、現在でも約20%の麦芽を自社生産しています。
「ハイランド パーク」の個性を担う重要な鍵となっているのが、メインランド島でしか採掘できない貴重なピートです。
ピートとはヘザーやシダ類が堆積してできた泥炭、草炭のことで、麦芽に燻香をつけるため乾燥の際に焚き込まれるもの。
「ハイランド パーク」では、フォギー(約8,000年)、ヤフィー(約12,000年)、モス(約16,000年)の3層を、スキャパ湾を見下ろす専用の採掘場から切り出し、それぞれをミックスして麦芽の乾燥の際に使用しています。
この独自のピートは、スモーキー、ピーティで有名なアイラ島のピートに比べて、遙かにもろく、まだ若い印象を受けますが、「ハイランド パーク」に他とは一線を画す独特な個性を生み出しているのです。