Dante Marramiero Aquavite Marramieroマラミエーロ （詳細はこちら）長年の試行錯誤の末、ダンテ・マラミエーロを完成させたマラミエーロですが、醸造家ロメロ・タラヴォレッリは、長期間のマセラシオンを行ったダンテの搾りかすで、まだ何か表現できるのではないかと考えていました。
そんな折に偶然知り合ったのが、マラミエーロが「グラッパ職人」と呼ぶ蒸留師カルロ・ゴベッティでした。
カルロの仕事に対する真摯さ、情熱を見たロメロはダンテの良さを引き出せるのは彼しかいないと直感し、ダンテのアクアヴィーテ造りを依頼します。
アクアヴィーテとは、搾りかすのみを使うグラッパと違い、搾りかすだけでなく、ワインも一緒に蒸留するという贅沢な方法を取る為、非常に風味豊かな蒸留酒となります。
また、カルロ・ゴベッティでは単式の蒸気式蒸留器を使用します。
単式の蒸留器では、蒸留物は蒸留のタイミングにより、温度が上がりきっていない蒸留初期に出る「テスタ」、最適温度で蒸留された「コルポ」、蒸留終わりに出る「コーダ」の3つに分けられ、最適温度外で蒸留された「テスタ」と「コーダ」は不純物を多く含む為、再蒸留されます。
複雑な香味要素を引き出すためには、この温度調節が非常に大切で、温度が高すぎても低すぎても不純物が混ざるため、「コルポ」の部分を切り離すタイミングは職人の熟練の腕が試されます。
この絶妙な温度管理こそが、カルロが「グラッパ職人」と呼ばれる所以であります。
また、通常グラッパなどが造られる際には、一般的に、アルコール度数80％前後まで蒸留してから加水する方法が取られますが、ダンテのアクアヴィーテでは63.1％ぴったりに蒸留され、加水などは一切行なっておりません。
また、ピュアな香味を一番に表現したいため、樽などでの熟成は行わず、ステンレスタンクで18ヶ月熟成されます。
そして2003ヴィンテージのダンテ・マラミエーロをベースにした珠玉のアクアヴィーテ1000本が生み出されました。
モンテプルチアーノらしい果実やスパイス、花などのエレガントな香り。
アタックはしっかりとアルコール感を感じながらも、ジャムなどの果実のふくよかな果実の香りなど、複雑で魅惑的な香りが広がります。
余韻も非常に長く、ダンテ・マラミエーロの魅力が十二分に詰まったアクアヴィーテです。
500mlモンテプルチアーノイタリア・アブルッツォアクアヴィーテ他モールと在庫を共有しているため、在庫更新のタイミングにより、在庫切れの場合やむをえずキャンセルさせていただく場合もございますのでご了承ください。
株式会社ヴィントナーズ