40年代、第二次世界大戦時のカバーオールをベースに現代的なパターンに落とし込んだ「フィン」は、食品産業の副産物である厳選されたメリノシープスキンを使用したヒップレングスのムートンジャケットです。
物資統制下のカバーオールを倣ってポケット数やディテールを必要最低限に削ぎ落したシンプルなデザインは、ストイックで男の潔さを感じさせます。
身巾、袖巾、アームホールは肉厚なニットやスウェットを着用していても干渉しないストレスフリーな着心地に仕上げており、裾に向かって描く綺麗なAラインが大人の余裕と風格を醸し出しています。
ラグランスリーブは運動性が高いだけではなく、様々な肩幅に対応する汎用性の高さを兼ね備えています。
袖口部分は一折りして襟同様にボア部分を見せても素敵です。
腰回りまで覆う着丈にすることで厳しい寒さにも対応しており、ボアライニングのパッチポケットが悴んだ手を優しく包み込んでくれます。
ホーンボタンと耐久性を考慮して丁寧に仕立てられたボタンホールなど、シンプルなつくりながらも、上質な素材感と英国の自社工場による丁寧な縫製によって生まれるリュクスな雰囲気は別格です。
OWEN BARRY（オーウェンバリー）は、1948年、オーウェンバリーによって英国南西部のサマセット州に設立されました。
75年以上にわたって高品質なシープスキンを使ったアウターウエア、アクセサリー、ライフスタイル製品を製造し続けている英国最大の老舗メーカーとして国内外から高い評価を得ています。
OWEN BARRYで使われる全ての革は食品産業の副産物であり、英国とヨーロッパの信頼のあるタンナーから厳選された上質な革を調達し、サマセットの工房で伝統的なハンドクラフトの技術によって丁寧に作られています。
1800年代後半にバリー家が英国ウィルトシャーで鞣し革工場を経営していた頃から現在に至るまで、シープスキンとレザーへの情熱を注ぎながら、英国製による優れた製品作りを行うことでOWEN BARRYの伝統を守り続けています。