ウイスキー・オブ・ザ・ワールド・マスターズ2015 ヨーロピアン・シングルモルト・プレミアム金賞！！ イギリス・ウェールズ地方のブレコン・ビーコン国立公園内に拠をおく創業1998年のペンダリン蒸溜所から2004年にリリースされたシングルモルト「ペンダリン」の後継品で、46％だったアルコール度数が41％になりました。
同蒸留所の最大の特徴である単式蒸留器と連続式蒸留器が組み合わさったような世界で唯一の蒸留器で蒸留された原酒は、バーボン樽（バッファロートレイス、エヴァンウィリアムス、ジャックダニエル）で熟成後、マデラの熟成に使用された樽で後熟させています。
香りは徐々にトロピカルフルーツやレーズン、バニラのような芳香に変化し、バランスの取れた美しい味わいに。
そして長いフィニッシュを迎えます。
◆ウェールズとは？？？ 英国は、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4国(非独立国)で構成されています。
ウェールズはその一つで、イギリス本島(グレートブリテン島)南西部に位置し、美しい自然と荒々しい山並みが目を惹く風土を誇っています。
PENDERYN ペンダーリン蒸留所 1998年創業の若い蒸留所。
パブで集まった地元の有志により、スコットランドやアイルランドでは作れないようなウイスキーを作ろうと、2004年3月1日の国民の祝日「セント・デイピットデイ」に合わせてシングルモルト“ウェルシュ”ウイスキー「ペンダーリン」を発表しました。
〜ペンダーリンの生産について〜 ペンダーリン蒸留所の最大の特徴は、世界で唯一の蒸留器にあります。
単式蒸留器と連続式蒸留器が組み合わさったその形は、デビット・フェラウェイ博士により「スコットランドにもアイルランドにもないような蒸留器」として考案されました。
時勢を反映し、低い電力で高い度数の原酒を作り出せるよう工夫されています。
ポットスチルの容量は2,500リットル。
一日に2回8％のウォッシュが注ぎ込まれ、250リットルのニュースピリッツを2回生産します。
気化したアルコールはそのまま上部に設置されている連続式蒸留コラムに入り、7枚のプレートを通しスピリットセイフに入っていきます。
この時の度数は92％、その後加水し62.3％で樽詰めされます。
ペンダーリン蒸留所では、この度数をカスクストレングスと設定しています。
熟成にはバッファロートレースより輸入したバーボンカスクを使用。
最後の6ヶ月間マディラワインの空樽でフィニッシュをかけます。
このマディラ樽はマスターディスティラーにより選ばれた非常に良質なもので、原酒に深みや色合いを与え複雑な味わいに仕上げます。
現在熟成庫にある樽は約2,500。
その熟成も様々な種類で施されています。